2007年02月11日
デジタルデータは永久に残せるのか
デジタルカメラ・デジタルビデオカメラのデータなど、いわゆるデジタルなデータというものは、はたして、永久に保存することは可能なのだろうか。まぁ、永久とまではいかなくとも、100年とか残るのだろうか。
もちろん、理論的には残ると思うのだけれども、それを扱うのは人間だけに、形のないデータを永続的に残すには、それ相応の決まり事が必要だろう。残すだけ残っていたって、最初のオーナーが亡くなったら、そのデータも葬り去られてしまう可能性が高い。紙の写真アルバムならば、捨てるに捨てられず残るかもしれないが、データはチェックしないだろう。おじいちゃんのハードディスクを孫が確認して、その時点で最良の方法で保存処理をするなんて、想像できない。そもそも、「紙」というフォーマットは、数千年の昔から基本変わらず、今も現役で存在しているが、今のデジタルビデオの「データ」のフォーマットなんて、それに比べれば、一瞬で古くなっていくのだから。
そう考えると、劣化しないはずデジタルデータよりも、形のある、本や紙焼きの写真こそが残るのだろうか。形のないデータは、ハードディスクをちょっと強めにチョップしただけで、全く無いものになってしまう。100年間、誰にもチョップされずに(障害に合わずに)生き残るハードディスク…。そもそもハードディスクが100年後にも存在する事自体、あり得ないか…。
写真はプリントだ。動画はどうする?
撮影したビデオをDVDに焼いて、手書きでラベルを書きながら、そんなことを考えてしまった。
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