2007年07月29日
白滝村
ひとりで白滝村に行ってきた(市町村合併によりもう遠軽町の一部ですが)。過疎の村です。人口は私の通っていた高校の生徒数より少ないです。私は札幌生まれなので、白滝が故郷ということではなく、両親にとっての故郷。小さいころよく連れていってもらっていたこともあり、白滝は私の愛すべき田舎です。ものすごく穏やかな空気と時間が流れています。
うちの父方祖母の世代に建てた家が、今もそこにある。誰も住んでいないけれど、たまに叔父さんが行っているらしい。山の中ににポツンと建っている家は、クマもやってくることがあるようだ。鹿は常時いるみたい。小さいころ行った時、一升瓶の中で溺れ死んだネズミを発見したのは忘れられない。二階の部屋の扉に、「立入禁止」と書いてあるのが怖かった。どゆこと?
家のすぐ近くに支湧別川という川が流れている。昔はオショロコマとニジマスが釣れた。今回は釣りにいったのだけど、さっぱり、魚の気配なし。ゲットしたのは川岸に落ちていた、熊避けの鈴だけ。昔は際限なく釣れたんだけどな。この川にもたくさんの支流がある。うっそうとした深い森の中を流れる、小沢がたくさん。ここに分け入って入れば、今でもオショロコマは無数にいるでしょう。クマもたくさんいるでしょう。クマにもオショロコマにも、ずっと居続けてもらいたいものです。
その川の近くの家の鍵を持っていったのだけど、様子が怖くてやはりひとりで泊まることができず、そうなることを予想して、親戚のおばちゃんの家に一泊予約を入れておいた。おばちゃんちの電話は黒電話だ。ジリリリリンと明らかに物理的な音で電話が鳴る。畑にはジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、キャベツなどなど、たくさん。おばちゃんによると、家の周りにもよくクマが来るらしい。目と鼻の先の神社に親子クマがいたようだ。クマはとうもろこしも食べるけど、ビートも食べるんだわ、と教えてくれる。
夜は昔話を聞く。私の親、その親、そのまた親、さらにその上の親。なかなか聞く機会がないので、紙と鉛筆をもらってメモ。登場人物を書いていたら、家系図ができた。
川も山も空もきれいで、言葉になりません。いつ熊が現れるかと変な緊張感で、脳に何かが分泌されている感じがします。また行こう。釣れないけど。白滝村。
comments
家族のルーツって、いいねえ。自分がその家系に生まれたのも何らかの縁なわけで。
自分はもう祖父祖母は誰もいないので、こういう話を聞く機会もないなあ。
昔話好きとしてはうらやましい限りです。
ルーツを辿るのはなかなか興味深いです。うちは、母方は愛媛から、父方は岐阜から、北海道にやってきたらしい。
夏休みはずっと仕事かい。バーベキューとかしようや。
夏休みは12日から19日までの8日間!
GWでたくさん金使ったので、今回は何も予定入れてません。いつでも連絡待ってます。
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