悠々自適カナダ人のカメラ選びのため、久々にいろんな一眼デジカメを店頭で触ってみました。悠々自適で、且つ優柔不断なカナダ人は、いつになっても買いません。私がお奨めしたのは、旧ミノルタ、現sonyのαですが、NIKONを買うそうです。NIKONももちろんいいけども、α奨めてるのに!
よく、カメラ選びの質問を受けますが、ここ数年はいつもαと答えてきました。私が欲しいからです。ただ、私はデジタルはNIKONでシステムを組んでしまっており、そうそう、一から買いなおすわけにも行かず。フィルムカメラは、オリンパスに、canon、CONTAX、あとはPENTAXの645ということで、もうバラバラ過ぎます。
αをお奨めするのには、ボディ内手振れ補正などを筆頭にいくつかの理由がありますが、そもそものところでは、フィルムカメラのα-7のスタイルが良く、それをそのまま踏襲したミノルタのα-7デジタルは、「カメラとしてカッコ良い」デジカメだったから、という理由です。作りがしっかりとしていて、メカニカルな感じがしていたんです。
α-7デジタル後、ミノルタ(このときは既にコニカミノルタですが)はカメラ事業からの撤退を発表し、sonyが引き継ぐことになりました。sonyブランドとして最初に発売したα100は、ほぼ、ミノルタ時代のα-7デジタルをそのまま踏襲するもので、カッコよさも80%くらいは維持され、まぁまぁ、いいなぁと。
その後、αシリーズは入門機で数機種、ハイアマチュア向けや、フルサイズ機(35mm時代のフィルムとほぼ同じ大きさの撮動素子を持つ機種のこと)などラインナップが増えましたが、特段手にもって見る機会も無いままで、今回久々にじっくり実機を見てきたわけです。
で、その感想ですが…(いろんな人にお奨めしまくった手前言いにくいですが)、最初のα-7デジタル、α100とデザインが全然違う!うまく表現できないけれども、なんかつるんとしている!かっこよくない!
ま、それでもカメラ自体の基本性能はしっかりしており、推薦に十分値するわけですが、メカとして持つ喜びのようなものが、無くなってしまったような最近のαシリーズでございました。軍艦のように上部に2つあったダイヤルが特に気に入っていたのですが、それが1つしかないし…。普通の人はそんなこと気にしないのでしょうが。